パチンコ・スロットのゴト行為と最新セキュリティ

パチンコ・スロットのゴト行為と最新セキュリティパチンコ業界コラム
パチンコ・スロットのゴト行為と最新セキュリティ

パチンコ店におけるパチンコ台・スロット台へのゴト行為は、古くから業界に存在する問題であり、営業に大きな打撃を与える要因の一つです。ゴト行為とは、ゴト師と呼ばれる連中が不正に出玉を獲得したり、機械の制御を外部から妨害する行為を指し、パチンコ店の経営に深刻な影響を及ぼします。しかし、技術の進化とともに、ゴト行為も変化してきており、パチンコ業界におけるセキュリティ対策の重要性がますます高まっています。本記事では、ゴト行為の現状、最新のセキュリティ対策、そして今後のパチンコ業界におけるセキュリティの展望について詳しく解説していきます。


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パチンコ店専門コンサルティング - コンビニエンス・コンサルタント
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ゴト行為の現状と進化

ゴト行為は、昔から存在する問題ですが、技術が進歩するにつれてその手口も刻々と変化しています。以前は、パチンコ台やパチスロ台の物理的な操作や、特定の信号を送って出玉を不正に操作する手法が主流でした。しかし、近年のパチンコ台やパチスロ台、特に6号機以降のスロットやスマスロに至っては、内部に高度な制御システムが導入されており、単純な物理的操作では不正ができない仕組みとなっています。
たとえば、物理的な操作でのゴト行為は、スマートスロット(スマスロ)の登場により難易度が格段に上がりました。スマスロではコインレスシステムが採用されており、全ての遊技データが電子的に管理されています。このため、従来の物理的な操作だけではなく、システムに干渉する新たな手口が求められるため、ゴト行為は技術的な進化を遂げています。
また、ホールコンピューター(以下、ホルコン)の性能も格段に上がり、不正感知警報の精度が著しく向上しました。

パチンコ店専門コンサルティング - コンビニエンス・コンサルタント
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ゴト行為に対する最新のセキュリティ対策

このような進化したゴト行為に対抗するため、パチンコ業界では様々な最新セキュリティ技術を導入しています。ここでは、現在主流となっているセキュリティ対策をいくつか紹介します。

リアルタイム監視システム

スマスロなどの最新システムは、遊技中の全てのデータがリアルタイムでオンラインに送信され、遊技機情報センターという第三者機関で遠隔監視されています。これにより、異常な出玉増加や不自然なゲームプレイが発生した際には、即座に異常を検知し、警告が発せられる仕組みが整っています。このリアルタイム監視は、第三者機関にてパチンコ店の不正を監視するほか、外部からの不正アクセスやゴト行為の兆候を早期に発見するための強力なツールとなり得ます。
また、こうした機能をもとにスタッフのセキュリティ研修を行うことで、従業員が異常を発見した際に迅速な対応が取れる体制を整備することができます。これにより、不正行為の防止だけでなく、トラブル発生時の迅速な対応が可能となり、結果的に店舗全体のセキュリティレベルを向上させることができます。

ホールコンピューター(ホルコン)による不正検知

ホルコンを活用した不正検知システムも、パチンコ業界におけるここ数年で発展してきたゴト対策の一つです。ホルコンは、リアルタイムの遊技データを分析し、通常のプレイパターンから逸脱した動きを自動で検知します。このシステムは、人間の監視よりも正確かつ迅速に不正行為を発見できるため、ゴト行為の抑止力として効果的です。特に近年の人手不足によりスタッフの大半がホールでの接客業務に従事せざるを得ないパチンコ店では、人の目によるデータチェックの時間が限られてしまいます。その際に自動的に不正を感知可能なホルコンの存在は非常に重要といえます。
ただし、ホルコンの不正検知システムは、あらかじめ不正出玉の範囲や基準をホール側で設定しておく必要があります。ホルコンの性能や遊技台のアウトBOXの位置、島のメンテナンスレベルが低いと誤検知が頻発し、その煩わしさから不正検知の幅を広げてしまうパターンがよく見られます。
これでは、せっかくのシステムが無意味に終わりかねますので、日頃のセキュリティ管理意識とメンテナンスは経営者レベルもしくは外部セキュリティ・コンサルタントにてチェックを行う事が必要です。

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スタッフのセキュリティ研修

前述のセキュリティシステムの向上により、パチンコ・スロットの遊技台自体に細工を施す、いわゆるハイテクゴトの被害件数は大幅に減少しました。しかし、その一方で、ここ数年ではハイテクゴトに代わって、より原始的な手法であるローテクゴトの被害件数が増加しています。ローテクゴトの代表的な手口には、「玉がかりゴト」や「糸付き玉ゴト」「油玉ゴト」などがあり、玉自体に細工を施して不正を行うものです。かつて流行した磁石を用いたゴト行為は、現在の遊技機に磁石検知システムが導入されているため、通用しなくなっています。その代わりに、遊技台の隙間から異物を差し込んだり、糸を付けた玉を盤面に入れてスタートチャッカーやフロック入賞口付近に玉を誘導し、大量入賞を狙う手法や、油を塗った玉を発射して役物機で大当たり確率を高める手口が広まっています。
このようなゴト師の手口には、スタッフのセキュリティオペレーション研修が最も効果的です。ホールスタッフが巡回中に最も視線が行くのは空台です。空台を見つけると空き缶は無いか、ガラスが汚れていないか、上皿下皿に玉が残ってないか、ICカードは切れていないか、とチェックするポイントが多い反面、お客様が遊技中の台はあまり見るべきポイントはありません。この心理を利用してゴト師は盤面下部に大量の玉詰まりを発生させて堂々と不正入賞を行うのです。
ですので、ホールスタッフの巡回には何週かに1回、もしくは何分に1回など決められた時間を設けて盤面チェックの巡回タイムを作りましょう。スタッフ任せにするのではなくホールリーダーや役職者が決められた時間にインカムで盤面チェックの指示を送るのも効果的です。
ハイテクゴトにはシステムで、ローテクゴトには人力で。もう一度お店のセキュリティオペレーションを見直してみてはいかがでしょう。

遊技台以外のセキュリティにも要注意

パチンコ店のセキュリティと言うとパチンコ台・パチスロ台へのゴト行為が思い浮かびますが、店内の犯罪行為も顧客の安心を損ねる要注意の事象です。パチンコ店で最も多い犯罪行為は置き引きです。特にトイレに立った隙を狙っての置き引きの発生件数が群を抜いて高く、あとはスロットに多い筐体上部に財布を置いてプレイしているユーザーを狙ったもの、ICカードの盗難などが続きます。お客様の不注意が原因のものも多く含まれますので自己責任と言えなくもありませんが、そういう事件が発生するホールだという噂が広まれば集客減に繋がる可能性もありますので、置き引きや窃盗には日頃からしっかりとした対応が必要です。お客様への注意喚起とスタッフが巡回時に発見した場合は、お客様が戻ってくるまで目を離さないなどのオペレーションも再確認する必要があります。
また、内部不正も立派な犯罪です。特に気を付けたいのが設定漏洩。これはその現場を発見するのは難しいですが、日頃から不定期に経営者や店舗管理者による設定値のチェックなどを行うことが大切です。設定を担当者に任せっきりにしている店舗は往々にして設定漏洩の被害に遭っているイメージがあります。

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ゴト行為と店舗の損失

ゴト行為が店舗に与える損害は甚大です。例えば、出玉の不正操作が行われると、店舗の台粗利が減少し、営業利益に直接影響を与えます。また、不正行為が頻発する店舗は、顧客からの信頼を失うリスクがあり、長期的には来店客数の減少を招く可能性もあります。そのため、店舗経営者にとって、ゴト行為の防止は経営戦略の一環として非常に重要です。

さらに、不正行為が報道されることで店舗の評判が損なわれ、特にSNSが発達した現代では、悪い評判が瞬く間に広がるリスクがあります。これにより、新規顧客の獲得やリピーターの確保が困難になる可能性があり、長期的な経営に悪影響を及ぼします。

今後の展望と課題

今後、ゴト行為の手口はさらに巧妙化していくことが予想されます。一方で、セキュリティ技術も日々進化しており、特にAIやビッグデータを活用した予防的な対策が主流になるでしょう。また、店舗全体のシステムを統合的に管理することにより、不正行為の早期発見と対策が可能となります。

しかし、最新技術の導入にはコストがかかるため、中小規模の店舗にとっては導入が難しい場合もあります。このため、業界全体での技術共有や共同対策の取り組みが求められるでしょう。

結論

パチンコ業界におけるゴト行為は、店舗経営に深刻な影響を及ぼす問題ですが、最新のセキュリティ対策を導入することで、そのリスクを大幅に軽減することが可能です。今後はAIや顔認証システム、リアルタイム監視など、技術の進歩を取り入れることで、不正行為に対する対策を強化し、店舗の安全性を確保することが求められています。
同時に、店舗スタッフのセキュリティオペレーションの見直しやセキュリティ研修によりヒューマンパワーで防げるゴト事案も非常に多くあります。セキュリティ研修には高いセキュリティ意識と経験、知識が必要となります。自店舗においてセキュリティ研修が難しい店舗様は弊社コンビニエンス・コンサルタントでのセキュリティ研修を代行させて頂きます。セキュリティ対策にご不安のホール様は弊社コンビニエンス・コンサルタント公式ホームページからお気軽にお問い合わせください。

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